往復書簡「まめサキ」:ぱっと見モンダイ

 

ゲイの友人は、よく、女の子と手をつなぐ。

周りからみたら、きっとカップルだと思われているんだろう。

男女のペアが手をつないでいれば、たいていカップルだと思われる。

男女のペアが喫茶店に入り、町を歩いているだけで、自働的にカップル認定される。

本当は、全然、そうじゃないかもしれないのだけど。

 

女子どうし、手をつないでいると、やっぱり私も「お!」と思う。

トランスジェンダーっぽい店員を見つけると、やっぱり「お!」と思う。

前に、JR中野駅前で、友達を待っていたときのことだ。

中野駅は、新宿にも近くて暮らしやすいことから、ゲイがたくさん暮らしていることで一部では有名なのだが、私は、いきかう人達の中にゲイが何人いるかを探すのに熱中してしまった。

短髪ヒゲにラガーシャツ、短パンのお兄さんが、駅までいそいそと向かっていく(往路)。

その後、ほとんどコピーしたかのようなファッションのお兄さんを連れてかえってきたら、ビンゴである(復路)。

当人たちからしたら、余計なお世話だろう。ひょっとしたらラグビー部の先輩後輩(異性愛者どうし)なのかもしれないし、ゲイがみんな短髪ヒゲマッチョとも限らない(一部のゲイにはファッションの多様性がないのも事実だが)。

第三者が「きっと、そうかも」と思う眼差しは、当たることもあれば、外れることもある。

それは、同性のペアだろうが、異性のペアだろうが同じだ。

 

トランスについていえば、性別がよく分からない人については、疑問は疑問のまま、ほっておくと思う。

あまり関心がないし、性別不詳の人をたくさん知って、慣れているからだと思う。

慣れて思うのは、別に、性別がわからなくても、そんなに会話には困らないってことだ。

たとえば、着ている服や、ふるまいかたをみて

「こういうのが好きな人なんだな」

という風に、頭の中で処理をしたりする。

「~である人」という属性じゃなくて「~が好きな人」と思えば、最低限の会話には困らない。

野球観戦していれば、野球が好きなんだろうし、キティちゃんグッズを持っていれば、それが好きなんだろう。

本人が、自分の性別について何かコメントしたければ、それを待つと思う。こちらからは、特に聞いたりはしないかな。

 

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